ぽん、空へ還りました
- 2017.04.08 Saturday
- 17:56
4月6日、朝6:30
ぽんちゃんが旅立ちました。
2人で見守る中、少し苦しそうな呼吸を数回、
そのあと眠るようにすうっと離陸していきました。
生と死の境目。
魂が肉体を離れる瞬間というものを、こんなにハッキリ感じたのは初めてかもしれない。
ぽんを保護して1年8ヶ月。
この数日はぽんの思い出を写真で振り返っていました。
笑ったり和んだりしながら。
少し多いかな。でも貼り付けておきます。
2015年11月、保護部屋第1号のクロ美と段ボール長屋で。
当時はガラーンとしていて、ケージと段ボールくらいしか無かったよね。
粗相が増えたクロ美のしっこ対策が拡大の一途をたどっていた頃(笑)
仲良くするでもない2人だったけど、それでも最期までずっと寄り添ってくれたね。
12月にクロ美が旅立ったあと、申し送りがあったのか?
ひどかった夜鳴きがなくなりました。
一時は昼夜を問わず鳴き続けるぽんを、帰る場所がないにも関わらずリリースしようと考えた事もあったっけ。私も相当追い詰められた出来事でした。
3月にもっふぃーずを保護するまではひとりっこ生活満喫。
振り返れば、この時期が最初で最後のひとりっこ生活だったね。平和だったね 笑。
3月。一気に4頭増えて、2DKの保護部屋がにぎやかに。
4月頃、少しずつ食べられなくなって、ご飯の品数を増やしたり奮闘していたけど、
食欲戻らず。
この頃から、週2だった補液を毎日に。
補液には、ステロイド、抗生剤、ビタミンC、3日に1度はインターキャットも入れた。
所詮全ては延命行為。だけどこれで行けるところまで行くしかないと決意。
そのおかげでもうダメかと思っていたけれど、持ち直し、食べられるように。
食べた後顔を洗う余裕が出てきた時はすごく嬉しかった。
5月頃、だいぶ毛づやも良くふっくらしてきた
6月 チビのクセに負けん気強いつぶを保護。さすが三毛。
つぶの卒業にほっとする間もなく、ブランがやってきてやんちゃしまくり。
秋にはソファーベッドを購入、みんなの和やかなたまり場に
に胡が来た時は巨大サークルが出現し、「なんですかこりゃ」と抗議の目
おじいと孫みたいなふたりでした。
いろいろなコが来ては去りを繰り返し、2017年年明けはローリー、まめちゃんと3人に。
ローリーの親愛ゴッチンが強烈すぎてよろけながらいつも怒ってた。
2月にのの&ここ入居 ののとお尻タッチ
ぽんはナゼか自分とこの水より、他の水が好きで良くあちこち行って飲んでた。
ここちゃんケージの水を飲むぽんちゃん。よその水はうまそうに見えたのかな。
ののここも早々に卒業。また3人になっちゃって。
今さらながらのキャッチミーイフユーキャンを買ってみたところ
ぽんちゃんも好評だった♪
そして2月。
大きなおサムにビビるローリー&まめとは対象的に、リーダーらしくチェック中。
あっという間におサムも慣れて、4ニャンでまったり。
ホットカーペットが仕込んであるソファーはいつもみんなの人気スポット。
寒がりぽんちゃんの定位置だった。ヒトが入るすき間は常になし(涙)
そしておサムもトライアルへ。近々正式譲渡の予定となりました。
どれもこれも懐かしく楽しく苦しくもあった濃い日々の思い出。
どんな保護猫が来ても決して動じず逃げもせず。
ヒトに対しては、のども鳴らさないし、ふみふみもしない。
それでも誰かをなでてると、間に割り込み「オレも」と無言のプレッシャー(笑)
甘えん坊なのかクールなのか、ミステリアスさが魅力でした。
お見合いのお客さまに慌てて逃げる猫たちとは対象的に、さりげない寄り添いサービスで場の雰囲気を和ませてくれるとても頼もしい保護部屋のリーダーでした。
1年続いた補液の時間は、バスタオルでお包み役と補液役、2人がかりの毎日の作業。
ぽんちゃんとのスキンシップの時間でもあり、
ニンゲン達のコミュニケーションの場でもありました。
まるで一段落したのを見計らったように逝ってしまったね。
ぽんちゃん、ご苦労さまでした。本当にありがとう。
またいつか会おうね。