外で暮らす親子猫のこと
- 2017.06.27 Tuesday
- 11:30
ウニボラの合間に外猫がうちに入れ替わりで滞在してました。
「していた」なのでもういません。
捕獲し、手術して、元いた場所へ。
ご飯はもらえているので、食べるには困りません。
最初は黒猫の女の子。
推定7〜8ヶ月、まだまだ仔猫らしさの残る、ぼんぼんしっぽのかわいいコ。
保護した時は分からなかったけれど、妊娠していました。
術後、10日ほど養生し元の場所へ。
次に同じく黒猫の男の子。同じくぼんぼんしっぽのかわいいコ。
上の女の子と兄妹。このコは左目がない。
目に関しては去勢手術の時に必要な処置をして頂く予定でしたが、
幼猫時の猫風邪か何かによるもので、黒目はもうないとのことでした。
結果として処置はなし。1週間の滞在で元の場所へ。
ふたりとも、可愛すぎた・・・涙
けれど、元の場所へ戻しました。
苦しい選択だったけれども。
実際ヒトには慣れていてスリゴロしてくれたけど、
室内暮らしの環境に順応出来ず、ストレス鳴きがすごすぎて、
お互い疲弊してしまいました。
彼らの必死の訴え(絶叫)が、朝から晩まで続く状態で、
何が幸せなのか考えた。
ここには美味しいご飯もある、新鮮な水もある、安全な寝床もあるよ。
それでも朝から晩まで、彼らが声を枯らして叫んでる事はなに?
帰りたい?
会いたい?
恋しい?
誰が何を決められるというんだろう?
自分がしていることにいつだって自信はない。
だからこそ、外に答えがあるとホッとする。
飛びつきたくなる。
それ以上考えなくて済むから。
でも思考停止するのは怠慢だし、恐ろしいことだとも思う。
目の前の命にマニュアルはないし正解もない。
誰かが正しい答えを持っているとも思わない。
そんな中で自分がしたことの結論を出さねばならない。
我が小さい脳で決めました。
「よしよし帰ろう。あの場所に戻ろうね」
今はこれで良かったんだと思う。
母猫と一緒にいる姿を見るとそう思う。
極寒の冬に生まれて親子で乗り切ってきた。
命の代償として片目も失った。
本当に仲の良い親子。
ずっとずっと一緒にいられるといいね。
母猫は今のところあまり仲良くしてくれないし、
捕獲も失敗続き。長年のノラ生活でどこか体が悪そうに見える。
この春は出産していない。ハズ。
今後も見守っていこうと思います。