猫鳴り(沼田まほかる・著)

ひさしぶりのにゃほKです。昨年の5月以来のこのシリーズ。
会社の昼休みに地下街をうろうろしておりましたら、平積みにこんな本が。
立ち読みもせず、裏表紙の紹介文をさらっと読んだだけで、とりあえず買ってしまいました…

「もん」と名付けられたオス猫が登場する3部構成。

第1部。辛い。
40を過ぎて初めて妊娠した子供を流産してしまった女性の元に現れた瀕死の仔猫。何度も捨てられるが結局53歳の夫に保護されたその仔猫。モンと名付けられその家で飼われることになる。

第2部。辛い。
不登校の男子中学生。公園の無邪気な幼児に殺意を覚え、サバイバルナイフで…モンはちょい役で登場。

第3部。感動。
保護されてから20年。人も猫も晩節を迎える。最後まで猫らしくあろうとするモンの生き様が感動的。それに引き替え人間の弱いことよ。たぶん号泣する人もいるでしょう。僕は、マルのことが脳裏をかすめつつも、泣けませんでした。モンがあまりにも気高かったから。


この本を「猫好きの人に」おすすめ出来るかどうかというと、
うーん。第1部、第2部で徹底的に描かれる主人公の暗部は、特に猫好きにとって不快この上ない。何度も読むのを止めようかと思いました。

しかし、第2部までが長い長いイントロだと思えば、なんとか乗り切れるような気がします。
解説を書かれている書評家の豊崎由美さんもかなり深手を負ったようで、もし挫けそうになったら、巻末の解説に救いを求めてみるのも良いでしょう。

にゃほMはまだ読んでませんが、読めないんじゃないか?(笑)

コメント
そうそう、これ!!
気になってたんですよー。
レビューありがとです。

そして、私も多分読みませんなぁ(。・ω・。)
まぁ、無理しなくても、という感じですよ〜。
同じネコ本でも、町田康さんの作品などはシリアスさと同時にユーモアもあって救われますが、ちと刺激が強い読書でした。
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